敦賀・小浜・若狭エリアには国分寺、岡崎、中山寺などの観光スポット、祇園祭り、地蔵盆、相撲甚句などの観光イベント、油揚げ、へしこ、羽二重餅などのご当地グルメがあります。
敦賀・小浜・若狭エリアは、いずれも海辺に面したエリアで、国道162号線沿いに沿って移動が可能なエリアです。国道162号線を南下すると山間部を抜けて京都市内へ、東に行くと北陸道に接続され北に加賀方面へ、南に滋賀方面を抜け名神高速に繋がります。
この国道162号は緩やかなアップダウンが心地よく、エリア全般に海が見え渋滞もないので、快適にドライブができるコースになっています。
敦賀といえば、福利厚生が手厚いせいか、住人は温厚な方が多く、旅の疲れも癒されるおもてなしのあるエリアです。
敦賀といえば海の幸ですが、「日本海さかな街」では、非常に多くの新鮮な魚介類が、港から活きたまま輸送され「あじの浜焼き」を始め「セイコガニ」や国産カニの王様「ズワイガニ」も堪能でき、とにかく毎日大賑わいの様相を呈しています。
とにかく魚屋さんの多さには圧倒され、その場で新鮮な魚介類が食べられる「海鮮丼」や「お刺身定食」、寿司では「のど黒」「マンボウ」といった他では食べられないネタが楽しめます。持ち帰りも対応していますので、一度は足を運ばなければ後悔すること間違いなしです。
敦賀を西に進むと、国道から三方五湖の分岐場所に差し掛かりますが、ここでは「三方五湖有料道路」、俗称「レインボーロード」への立ち寄りをお勧めします。
特に夕方太陽の沈む時間にこの有料道路を走ると、海に沈む太陽を見ることができ、非常に美しい幻想的な風景を目にする事ができます。途中にあるこのエリアの名産である、「梅干」もお土産に考えると良いでしょう。
国道27号線に合流し、更に西に海沿いを走ると漁師の街、小浜に到着です。小浜は海産品が目に付きますが、実は意外と名勝・史跡・旧跡の多いエリアです。
京極氏の菩提寺である「空印寺」や、「文の菅原道真」と並んで、「武の坂上田村麻呂」が創建したと言われる「明通寺」、日本三大薬師寺の1つである「多田寺」など、非常に多くの文化財がたたずむエリアだと言えます。
もちろん海鮮のお食事処で出る魚介類はどこも新鮮で、グルメのエリアであることは言うまでもありません。できれば冬にカニを狙って訪れてみたいものです。
敦賀半島の先端近くの色ヶ浜沖に浮かぶ小さな無人島です。砂洲で結ばれた2つの小島が透明度の高い海に伸びています。 水島は約2ヶ月間だけ渡ることができる無人島で、7月中旬から8月末までの海水浴期間中は渡し舟で毎日島に渡ることができます。渡船には別途料金が必要です。 島に到着するまでの約10分間の船上では、濃紺から美しいエメラルドグリーンに変わる海が見られます。 まるで南国のような美しい青い海の景色が広がり、まさに北陸のハワイです。透明度の高い水質と細長く伸びた白砂が魅力的なビーチは、ファミリーやカップルに人気の海水浴場です。 全長約500メートルで島には小さな木々が茂っており、夏には海水浴...»
レインボーライン山頂公園の展望台は、美浜町に広がる三方五湖の全ての湖を一望できる絶景スポットです。東西南北、どの方角からでも日本海と三方五湖を見ることができます。 5つのテラスが設置され、足湯やソファなど、さまざまなスタイルで景色を楽しむことができます。 三方五湖と日本海の壮大な景色を眺めながら、ドライブを楽しめるのが三方五湖有料道路、通称レインボーラインです。 車で中腹まで登ることができ、そして、第一駐車場より上はリフトを利用できます。リフトやケーブルカーで登った先にレインボーライン山頂公園があります。足腰の悪い方でもケーブルカーがあり、安心して頂上まで登ることができます。 見どころ...»
三方五湖と日本海の壮大な景色を眺めながら、ドライブを楽しめるのが三方五湖有料道路、通称レインボーラインです。1968年に開通しました。 この観光道路は美浜町と若狭町にまたがり、若狭湾国定公園の名所であるリアス式海岸と、久々子湖、日向湖、三方湖、水月湖、菅湖といった五つの湖を一望することができます。 これらの湖はすべて繋がっており、湖ごとに淡水と海水の混じり具合が異なるため、湖面の青色が微妙に異なるのが特徴です。 道路は山岳地帯を通り、急勾配やカーブが連続しています。美しい緑豊かな丘陵地帯を登って行く途中、道路は梅丈岳の山麓まで続いており、梅丈岳の展望台からは素晴らしい景色を楽しむことがで...»
福井県美浜町と若狭町にまたがる三方五湖は、三方湖、水月湖、菅湖、久々子湖、日向湖の5つの湖からなる、若狭湾国定公園の代表的な景勝地です。 この湖は古くから万葉集にも詠まれ、四季折々の美しさが広く知られています。 国の名勝に指定され、国際的に重要な湿地として、ラムサール条約に登録されています。 三方湖・水月湖・菅湖・日向湖・久々子湖の五つの湖は、それぞれ淡水・海水・汽水の性質を持ち、異なる水質を特徴としています。久々子湖は直接日本海につながり、菅湖や水月湖では海水と淡水の比率が異なります。 そのため、さまざまな魚が生息しており、淡水魚から海水魚まで見ることができます。 また、水鳥の重要...»
天徳寺 境内奥にある「瓜割の滝」は、山間部から湧き出る清泉から生まれる滝で、不思議なことに一年中水温が変わらず、夏でも冷たいことで知られています。 境内の杉や檜の森に湧き出る冷たい水が滝のように流れ落ち、風で木々が揺れると水が輝き、幻想的な光景を作り出す森の中に広がっています。 空気が潤い、水のせせらぐ音が響き、木々の間から差し込む光や、苔が群生する岩は目を奪われる美しさです。 この冷たい湧き水は、流量は1日に4,500トンもあります。水温は一年中約11~12度と冷たく、特に夏場は驚くほど冷たく感じる特徴があります。 「瓜を冷やしたところ瓜が自然に割れた」という逸話から「瓜割清水」と名...»
福井県の敦賀市で食べられている”敦賀ラーメン”は、1953年(昭和28年)に初めてのラーメン屋台が敦賀駅前に開店して以来、ご当地ラーメンとして広まっていったラーメンである。当時「中華そば」と呼ばれ多くの人に親しまれるようになった。夜になるとチャルメラの音が響き渡り、23時を回ると屋台は敦賀駅前に集い、駅に降り立つ客や旧国鉄職員たちが食した。豚骨と鶏ガラからダシをとり、しょうゆ味で調えたスープは、見た目のこってり感からは想像できないさっぱりとした味わいで、ちぢれた中太麺によく絡んでおいしく食べられる。固定店舗ではなくラーメン屋台から始まり、多くのラーメン屋台によって提供されるという特徴がある。 ...»
塩漬けにしたさばをぬかに漬け込んだ福井県若狭地方の伝統料理。完成までに短くとも数ヶ月以上かかり、冬場の保存食として伝えられてきた。「へしこ」とは、魚を塩漬けにした後にぬか漬けにすることをさす。漬け込むことを若狭地方の方言で「へしこむ」と言い、これがなまって、もしくは略されてその名が付いたとされる。さばをはじめ、イワシやニシン、フグなどで作る「へしこ」は江戸時代中頃が起源と言われる。現在ではお茶づけや焼き物、パスタ、酒の肴としてなど様々な形で食べられている。 若狭地域や越前海岸沿岸の伝統料理で、魚の内臓を取り除き、塩漬けしてからさらに糠漬けすることで、長期間保存できるようにしています。これは厳...»
日本海の荒海で育った身の引き締まったれんこ鯛を素早く3枚におろし、塩水で締めて米酢で味を調整して笹の葉を添えて、杉の木の香りが漂う小さな樽に詰めたもの。製造業者によって味が異なり、素材の持ち味を生かしながら、昆布で独自の味付けをするなどの工夫を凝らす。食べごろは樽に詰めて1~2日後、わさび醤油でお刺身に、寿司のネタに、三杯酢で酢の物に、吸い物にも最適。フライや天ぷらでもおいしい。京都の奥座敷であったがゆえに創造された、塩梅のよい低塩の調味、即食の加工品であり、その形態も風雅な趣がある。...»
若狭湾で水揚げされる若狭がれいはヤナギムシガレイで、数あるかれい類の中でも絶品とされ、江戸時代の書物「日本山海名産図会」でも「雲上の珍美」と絶賛されている。身自体の深い味わい、皮、子の旨み、上品で香ばしい香り、そして白身が美しい。中でも、透き通った身にピンクの卵巣を持った子持ちがれいは、脂ののった格別の一枚。これを軽く火であぶって食べると、通もうなる逸品。若狭がれいの大きさは体長20cm前後で、大きいものは25cmを超える。毎年9月から翌年5月頃まで底びき網漁で漁獲されるが、特に9~10月までの2か月間で、年間の漁獲量の7割を占める。漁で捕れたかれいは地元ですぐに一夜干しに加工。旨みを引き出す...»
福井県の郷土寿司。油の乗った鯖に串を打ち、1本づつ香ばしく素焼きにした名物「若狭小浜の浜焼き鯖」の身を細かくほぐし、独特の味付けで煮たものを寿し飯に混ぜ込む。容器に盛り付けた寿し飯の上に錦糸玉子・紅しょうが・粉若布を散りばめ、最後にざっくりと手で取り分けた焼き鯖を乗せてでき上がり。...»
四季を通して豊かな漁場として知られる若狭の海。ここでは、入り組んだリアス式海岸が冬の荒波を和らげ、水温や水質が安定しているため、デリケートな”トラフグ”の養殖が盛んだ。トラフグは、主に食用とされるふぐの中でも最も美味しく高級品と称されている、ふぐの王様。雪どけ水により水温が低い若狭で育てられたフグは、緩やかに成長するため、身が引き締まり、プリっとした歯応えが抜群、と評判が良く、”若狭ふぐ”というブランド銘がつけられて出荷される。フグの代表的な料理といえば、”てっさ(刺身)”、”てっちり(鍋)”、”ふぐしゃぶ”等。贅沢な旅を満喫したいのならば、フグのコース料理もおすすめだ。 旬 10月 11月...»
江戸時代から伝わる底延縄(そこはえなわ)という、身を傷つけない漁法で獲れたアカアマダイのうち、鮮度が良く姿形が美しい大型のものだけが「若狭ぐじ」と呼ばれている。古くから和の最高級食材のひとつとして、京都などで愛されている。暖流と寒流の交わる若狭湾で良質な餌を食べて育つ。身は大きく脂がのり、甘みがあるのが特徴。淡白で香りがよく、味わい深い大変美味しい魚。ウロコのきめ細やかさを活かすためウロコも一緒に焼き上げる「若狭焼き」が有名で、香ばしく身もほくほくで格別の味。8月上旬~11月下旬が旬の時期。 若狭地方(福井県嶺南地域)は、その昔、朝廷に食べ物を供することを許された特別な国、御食国(みけつくに...»
古くから大陸文化の日本海側の入り口として栄えた小浜は、海産物を奈良や京の都に供給する御食国(みつけこく)のひとつだった。小浜を中心とする若狭の沖は、暖流と寒流が混ざり合い、魚介が豊富。中でもカレイの味は格別だ。秋の底引き網漁解禁とともに市場に出回り、産卵が終わる2月半ばまで食べられる。若狭でとれるカレイは種類豊富だが、そのうちヤナギムシガレイが”若狭ガレイ”と呼ばれる。淡泊な味わいで水分が多いので、塩をして天日に干して”一夜干しガレイ”にすると、余計な水分が抜けて身がしまりおいしさが増す。 若狭がれいは、京都でも珍重される高級品。「若狭かれい」は、江戸時代の書物で全国各地の名産品を集めた「日...»
敦賀の手すきおぼろ昆布は全国有数の生産量を誇る。原料の昆布を食酢で湿めらせ柔らかくし、包丁で削り出す。向こう側が透けるほど薄く、職人達の伝統技術によって作られている。敦賀は昔から北前船の寄港地として栄え、集積された物資の中で代表的なのが昆布。北海道の昆布は、熟練の職人達により加工され、敦賀特産の昆布として再び上方へ運ばれていた。米どころ福井のご飯に、ふんわりしたおぼろ昆布をかけたおにぎりはとっても美味。お吸い物に加えたり、巻き寿司に昆布を巻いたり、様々な料理を引き立てる。 旬 6月 7月 8月 おぼろこんぶは、乾燥させたこんぶを酢に漬けて柔らかくし、手作業で薄く削った食品です。そ...»
福井県若狭地方で、古くから親しまれている魚が「さば」。他の魚に比べ腐敗が早いと言われる「さば」に塩をふり、京の都へ運ばれた際に行き来した歴史のある若狭街道は、「鯖街道」と呼ばれている。さば料理として全国的に有名なのが、小浜市内で見られる「浜焼きさば」。脂ののったさばを丸ごと焼き、生姜醤油で食べるというものだ。また、味噌煮はさば料理の定番。生臭みのもとになる成分を味噌に含まれる物質が取り除いてくれるということから、さばにはぴったりの料理法である。 旬 4月 5月 6月 ...»
三方五湖は、知る人ぞ知るうなぎの名産地。三方五湖は、ラムサール条約にも登録された豊かな自然が残る湖で、古くより食材の宝庫として知られ、ウナギや手長エビ、コイ、シジミ、ハゼ、スズキなど、多種多様な魚介類が獲れる。なかでも三方湖の天然ウナギは、昔から高級食材として京に運ばれていたほどの逸品。「口細青鰻(くちぼそあおうなぎ)」と呼ばれ、細くとがった口と青みがかった背、丸く太い尾が特徴。身が引き締まった三方五湖のうなぎは、淡白ながら焼き上がりは香ばしく、上品な味わい。旬は初夏から晩秋にかけて。越冬に備え栄養を蓄える11月頃が一番おいしいといわれている。夏になると湖周辺のうなぎ料理店で、三方五湖産のうな...»
若狭地方において古来より飼われ、性質が温順で、資質極めて良好な但馬系の和牛で、明治時代より食されてきた、長い伝統が誇る高い品質と味。5段階に分けられている肉質等級の4等級以上の高品質な牛肉のみを「若狭牛」として販売。肉質の良し悪しを決めるサシ(脂)の入り方がきめ細やかで風味も豊か。とろけるようなサシの食感と甘みは、上品で後味もあっさりしている。そのため、調理の際は肉が持つ本来の旨味を味わうことができる調理法がお薦め。福井の厳しい気候や環境に合わせた飼育方法、それぞれに研究を重ね考案した飼料の与え方によって、おいしい牛肉ができあがる。全国的にも好評を得ている。さらに肉質等級や脂肪交雑など若狭牛の...»
暖流の影響を受け、日本海と三方五湖に囲まれる気候の穏やかな三方町(現在の若狭町)を中心に栽培されてきた。その歴史は古く、天保年間(1830~1844年)に植えられた「平太夫梅」と「助太夫梅」に始まる。明治の初め頃、その二種類の梅の品種改良が行われ、日当たりの良い部分が紅色を帯びる「紅映(べにさし)」、実の先端部分がやや尖った「剣先(けんさき)」が生まれた。肉が厚くて種子が小さい良質の梅として評価が高い。甘みと酸味が絶妙で、完熟しても肉質に粘りけがあり、料理もしやすいのが特長。完熟した梅を製造する段階で添加物を使用せず、梅とシソ、塩だけを使い、天日に干す丁寧な作業を行う。 旬 6月 7...»
上中町の熊川くずでこしあんを包んだ、涼味あふれる夏の和菓子。江戸時代の儒者、頼山陽が「吉野のくずに引けを取らない品質」と絶賛した。くずは昔から胃腸に効く漢方薬とされ、夏場の弱った体に最適な食品。練って透明になったくずを杯に入れて、あんを包んで冷やす。プルルンとしたのどごしと、ほのかな甘みが楽しめる。若狭のくずは「日本三大くず」のひとつと言われ、そのくずを使ったくずまんじゅうは豊かな水と自然の素材を生かした小浜の代表的な名物。...»
若狭と京を結んだ食のシルクロード「鯖街道」の宿場である若狭町熊川周辺は、寒冷な気候と豊かな清水を利用した”葛”の産地。若狭の葛は暑い夏に涼を呼ぶおやつとして古来から愛され、「日本三大葛」のひとつともいわれている。その葛を使った”くずまんじゅう”は、プルルンとした食感の葛でこしあんを包んだ涼味あふれる夏の和菓子。ほのかな甘みが楽しめる若狭の代表的な名物だ。 若狭町の熊川宿の中心にある葛とサバ寿司の店「まる志ん」では、築190年の古民家商家をそのまま利用した時代を感じられる和の空間で、”くずもち”をはじめ、清らかな水と厳しい冬の寒さが育んだ本葛を使ったデザートが楽しめる。...»
ブランデーのような芳醇な樽香とスモーキーな深い味わいで贅沢な気分を楽しめる梅酒。皇室献上梅にもなっている高品質梅、“紅映(べにさし)”を青梅の状態で収穫し、すぐさま純度の高いアルコールと砂糖に漬け込む。そして、ブランデーやウイスキーなどにも使われるオーク樽のなかで3年以上じっくりと熟成させることで、芳醇で深みのある味に仕上げる。 蔵は福井県の若狭地方、ラムサール条約に指定された三方五胡のそばにある1920年(大正9年)に創業の鳥浜酒造。...»
サバに塩を振り、ぬか漬けにした若狭の伝統保存食。サバを一定期間冷蔵室で保存することで、水分が抜けて、身が引き締まり、脂が凝縮される。そのサバを樽に入れて重石をして1週間ほど塩漬けにしたあと、塩、しょうゆ、みりん、酒、麹、唐辛子などをブレンドしたぬかの中で、1~2年かけて発酵させて、身の色があめ色になったら出来上がりだ。一般的な食べ方は、ぬかを落としたあと、スライスしてからグリルで焼く。しっかりと味が付いているので、ご飯のおかずにぴったり。刺身にして酢をつけたり、身をほぐして茶漬けにしても美味だ。 若狭海遊バザール千鳥苑 若狭美浜 海の駅では、鯖をゆっくりと熟成させた「さばのへしこ」を始め、近...»