三方五湖は、知る人ぞ知るうなぎの名産地。三方五湖は、ラムサール条約にも登録された豊かな自然が残る湖で、古くより食材の宝庫として知られ、ウナギや手長エビ、コイ、シジミ、ハゼ、スズキなど、多種多様な魚介類が獲れる。なかでも三方湖の天然ウナギは、昔から高級食材として京に運ばれていたほどの逸品。「口細青鰻(くちぼそあおうなぎ)」と呼ばれ、細くとがった口と青みがかった背、丸く太い尾が特徴。身が引き締まった三方五湖のうなぎは、淡白ながら焼き上がりは香ばしく、上品な味わい。旬は初夏から晩秋にかけて。越冬に備え栄養を蓄える11月頃が一番おいしいといわれている。夏になると湖周辺のうなぎ料理店で、三方五湖産のうなぎが食べられる。
旬 7月 8月