福井県オリジナルのトマト「越のルビー」。大玉トマトとミニトマトの中間(ミディ)の大きさで、手のひらにすっぽりと入るくらいのちょうど良いサイズ。艶やかで鮮やかな赤に完熟した実は「ルビー」と呼ぶのにふさわしく、福井県出身の芥川賞作家・津村節子により越の国(越前)で作られたルビーのようなトマト「越のルビー」と命名された。たいへん甘く糖度8度前後と一般的なイチゴほどあり、フルーツのような味わい。トマト本来のほどよい酸味が甘みと調和して越のルビーならではのおいしさを生み出す。
トマトの育つ適温は27度前後で、越のルビーはビニールハウスの中で栽培される。外の気温が高くなるとハウスの中は40度を越えてしまうため、換気や日よけのカーテンをするなど丁重に温度管理をしながら育てている。生食用のトマトは完熟前に収穫するのが一般的であるが、越のルビーは完熟してから収穫している。皮が柔らかく、果肉も滑らかで青臭さがないため、トマトが苦手な人でも食べられるという声も。また、越のルビーを使ったトマトソース、ドレッシング、ジュース、ゼリーなど様々な加工品があり、砂糖を加えなくても自然の甘みが生きた格別の味わいに仕上がる。
旬 6月 7月 8月