福井県 » 越前・鯖江

越前・鯖江

越前、鯖江の観光におすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

越前 鯖江 観光ガイド

越前・鯖江の観光・旅行 Info

越前市(えちぜんし)の観光地

越前和紙の里

越前和紙の里は、日本最古の和紙の産地として知られる今立地区に位置し、越前和紙の歴史と製造工程を学べる施設が集まっています。
和紙の里会館では、紙すき体験や工芸品展示も楽しめます。
・周辺の工房やギャラリーでは、職人による紙すきの実演も見学できます。

武生中央公園とだるまちゃん広場

子供連れにおすすめのスポットです。絵本作家・かこさとし先生にちなんだ「だるまちゃん広場」には遊具や水場が充実しており、週末には多くの家族連れでにぎわいます。

紫式部公園

『源氏物語』の作者として知られる紫式部ゆかりの地として整備された公園で、雅な平安貴族の文化を感じさせる日本庭園が広がります。
季節ごとの草花や池の景色も美しく、静かな散策にぴったりです。

日野山(ひのさん)

標高794mの霊峰で、「越前富士」とも称される美しい山容が魅力です。
ハイキングコースも整備されており、初心者でも登りやすい山として人気です。

鯖江市(さばえし)の観光地

西山公園と動物園

日本の歴史公園100選にも選ばれている西山公園は、つつじの名所として有名です。
園内には小さな動物園も併設されており、レッサーパンダが人気の的。春と秋には多くの観光客が訪れます。

めがねミュージアム

鯖江市は「めがねの聖地」として国内シェア95%以上を誇る眼鏡フレームの産地です。
「めがねミュージアム」では、眼鏡の歴史や製造工程の展示のほか、自分だけのオリジナル眼鏡作り体験も可能です。

萬慶寺と鯖江城跡

歴史を感じるスポットとして、萬慶寺(ばんけいじ)の静かな佇まいや、鯖江城の石垣跡も訪れる価値があります。
地域の武士文化や仏教文化の足跡を辿ることができます。

河和田地区(かわだちく)

伝統工芸「越前漆器」の生産地として知られる河和田では、漆塗りの技を体験できる工房やギャラリーが点在しています。
手仕事に触れる旅を楽しみたい方におすすめです。

自然を楽しむスポット

越前陶芸村

陶芸体験ができる「越前焼」の里です。
自然に囲まれたロケーションの中で、手びねりや絵付けなど本格的な陶芸体験が楽しめます。
地元作家の作品を購入できるギャラリーも併設されています。

花はす公園(南越前町)

夏には200種以上の蓮が咲き誇る花の名所。6月下旬~8月上旬には「はすまつり」も開催され、写真愛好家にも人気のスポットです。

越前・鯖江のグルメガイド

越前市の名産品・ローカルフード

越前そば(おろしそば)

越前そばは、福井県を代表する郷土料理の一つで、冷たいそばに大根おろしとだし汁をかけて食べるのが特徴です。越前市内には、老舗のそば屋が多く存在し、石臼挽きの香り高いそばを堪能できます。

越前焼

越前焼は、日本六古窯のひとつに数えられる伝統的な陶器で、素朴で温かみのある質感が魅力です。地元の器に盛りつけられた料理を味わえるカフェやレストランもあります。

越前がに

冬の味覚の王者・越前がには、越前港で水揚げされるズワイガニのブランドで、黄色いタグが目印です。11月から3月までが漁期で、新鮮なかに料理を提供する料理旅館や専門店が人気です。

おすすめレストラン(越前市)

鯖江市の名産品・ローカルフード

鯖江のメガネスイーツ

鯖江市といえばメガネの生産日本一。これにちなんで、眼鏡型のクッキーや最中など、ユニークなお菓子が各所で販売されています。見た目も可愛く、若者や観光客に人気です。

鯖江のたけのこ

鯖江市の山間部で採れるたけのこは、肉厚で香り高く、春の味覚として人気です。たけのこご飯や煮物として地元料理店で提供されます。

さばえ焼き鳥

鯖江市には、地元の焼き鳥文化も根強く、地元民に親しまれている居酒屋が多数存在します。鶏皮や砂肝、肝の炭火焼きは絶品です。

おすすめレストラン(鯖江市)

おすすめのお土産

越前和紙製品

伝統工芸である越前和紙は、美しい模様や質感が魅力。便箋、封筒、ランプシェード、アートパネルなど、現代的な商品も多く、芸術的なお土産として喜ばれます。

越前漆器

河和田地区で作られる越前漆器は、丈夫で実用性に富み、箸やお椀などのアイテムが人気。上質な品を手ごろな価格で購入でき、贈り物にも最適です。

メガネ関連グッズ

メガネミュージアムなどでは、眼鏡モチーフの雑貨や文房具が揃っています。鯖江ならではのユニークなセレクトで、話題性抜群のお土産です。

福井銘菓「五月ヶ瀬」

胡麻入りの堅焼き煎餅「五月ヶ瀬」は、福井土産の定番。香ばしい胡麻の風味が口いっぱいに広がり、年代を問わず喜ばれる味わいです。

越前・鯖江の季節の祭り・イベント

越前市の主な祭り・イベント

越前陶芸まつり(5月)

越前焼の魅力を全国に発信するイベントで、毎年5月に越前町の越前陶芸村で開催されます。陶芸品の即売会やろくろ体験、食ブースなどが並び、家族連れにも人気の催しです。

たけふ菊人形(10月〜11月)

日本最古の菊人形展として知られるイベントで、毎年秋に開催される越前市の代表的な催しです。歴史や物語に沿った菊人形が見事に再現され、色鮮やかな菊の世界が広がります。会場ではミニ遊園地や地元の特産品販売も行われ、子どもから大人まで楽しめるイベントです。

越前時代行列(10月)

たけふ菊人形に合わせて行われるパレードで、戦国時代の武者や姫、足軽などに扮した市民が市街地を練り歩きます。甲冑姿の武者行列は迫力満点で、観光客にも大人気です。

鯖江市の主な祭り・イベント

さばえつつじまつり(5月)

西山公園を中心に開催される、福井県内でも有数の花のイベントです。園内には約5万本のツツジが咲き誇り、一面ピンク色に染まる絶景が広がります。地元グルメや物産販売も充実し、毎年多くの人でにぎわいます。

さばえ秋HANABI(10月)

鯖江市が誇る夜のイベントで、秋の澄んだ空気の中に咲く音楽付きの打ち上げ花火が魅力です。市民参加型の光の演出や屋台もあり、若者からファミリー層まで楽しめる夜の祭典となっています。

めがねフェス(6月)

「めがねのまちさばえ」を象徴するユニークなイベントで、全国から眼鏡ファンが訪れます。
オリジナルメガネ作り体験やライブ演奏、グルメ屋台、メガネグッズ販売などが行われ、市内が一体となって盛り上がる特異なフェスティバルです。

特徴的な文化・イベント

伝統文化と産業が融合したイベント

越前市・鯖江市の祭りは、地元の伝統工芸や産業との連携が大きな特徴です。越前市では陶芸や和紙、鯖江市では眼鏡や漆器が生活や観光に密接しており、体験型イベントや展示販売が充実しています。

四季折々の自然と融合した催し

春のツツジ、夏の花火、秋の菊、冬の伝統行事など、季節感あふれる自然と調和した催しが多く、静かな町でゆったり楽しむ観光スタイルに適しています。

越前・鯖江の気温・天候

年間を通じた気候の概観

越前市・鯖江市は日本海側気候に属し、冬の降雪と夏の高温多湿が特徴です。
年間の平均気温は約14℃前後で、四季がはっきりと分かれる地域です。

春(3月〜5月)

気温と気候の傾向

春は徐々に気温が上昇し、3月下旬には梅や桜の花が咲き始めます。
平均気温は3月で6〜9℃、5月には17〜20℃程度まで上がります。

特徴的な事柄

春先は寒暖差が大きいため、旅行には羽織ものが必須です。
花粉症の方にはスギやヒノキの飛散も気になる時期です。

梅雨(6月中旬〜7月中旬)

気温と降水量

梅雨の時期には曇天と湿度の高い日が続きます。
平均気温は20〜26℃前後で、蒸し暑さを感じる日が増えます

特徴的な事柄

この時期は降水量が多く、局地的な豪雨も見られます。
旅行中は折りたたみ傘やレインコートの携帯が望ましいです。

夏(7月下旬〜9月上旬)

高温多湿な日々

夏は30℃を超える日も多く、湿度も高いため、熱中症に注意が必要です。
最高気温は35℃近くなることもあり、海や川遊びが人気となります。

台風の影響

8月から9月にかけては台風の影響を受けやすく、風雨が強まることがあります。
交通機関の遅延やキャンセルに注意しましょう。

秋(9月中旬〜11月)

気候の安定と紅葉の季節

秋は気温が下がり始め、過ごしやすい時期です。
平均気温は9月で25℃前後、11月には10〜13℃程度となり、紅葉が美しい季節を迎えます。

特徴的な事柄

越前市・鯖江市では秋の味覚が豊富に出回り、食と景観を同時に楽しめる観光が魅力です。

冬(12月〜2月)

雪と寒さの季節

冬は雪が多く降るのが日本海側の特徴です。
平均気温は12月で5℃前後、1月〜2月には0℃を下回ることもあります。
降雪量も多く、道路の凍結や吹雪に注意が必要です。

特徴的な事柄

特に越前ガニ漁の解禁(11月〜3月)は、冬の風物詩として多くの観光客を惹きつけます。
防寒対策は万全に整え、滑り止め付きの靴などの準備をおすすめします。

気候に関する旅行アドバイス

旅程を快適にするためのポイント

春と秋は観光に最適であり、自然景観や祭りが楽しめる時期です。
梅雨や台風シーズンは天候の変化に注意し、雨具や予定変更に柔軟に対応できる旅程を組むのがコツです。
冬は雪の景色と海の幸を楽しむ絶好のチャンスですが、交通状況の確認を忘れずに。

越前・鯖江へのアクセス

鉄道でのアクセス

JR北陸本線(現在:ハピラインふくい)

越前市・鯖江市へ行くには、JR北陸本線(ハピラインふくい)が最も便利な鉄道ルートです。
主要駅は以下の通りです:

主な出発地からのアクセス所要時間

福井駅から:特急または普通列車で約15〜25分
金沢駅から:特急で約1時間15分
大阪駅から:特急「サンダーバード」利用で約2時間〜2時間半
名古屋駅から:特急「しらさぎ」利用で約2時間10分

車でのアクセス

北陸自動車道を利用

北陸自動車道のICが近く、車でのアクセスも便利です。
鯖江市・越前市の最寄りICは以下の通りです:

主な都市からの所要時間(高速利用)

名古屋方面:名神高速経由で約2時間30分〜3時間
大阪方面:名神・北陸道経由で約2時間半〜3時間
金沢方面:北陸道で約1時間15分

飛行機を利用する場合

最寄りの空港と連絡手段

福井県内に空港はありませんが、近隣の空港からアクセス可能です。

バスでのアクセス

高速バス

東京・名古屋・大阪などの主要都市から鯖江・越前方面への高速バスが運行されています。
武生駅や鯖江駅近くに停車する便があり、交通費を抑えたい方におすすめです。

レンタカー・カーシェアの利用

駅周辺でのサービス

武生駅・鯖江駅前には複数のレンタカー会社があり、観光地を効率的に巡ることができます。
また、近年ではカーシェアリングのスポットも整備されつつあり、短時間の移動にも便利です。

越前・鯖江の移動手段

鉄道を利用する

JRハピラインふくい(旧・北陸本線)

越前市と鯖江市はJRハピラインふくいによって結ばれています。
鯖江市の中心は「鯖江駅」、越前市の中心は「武生駅」です。
普通列車は15〜30分間隔で運行され、市街地の移動に便利です。

福井鉄道 福武線

越前市内では福井鉄道の「越前武生駅」から福井市方面への電車が出ています。
地域内のローカルな交通手段として人気で、途中の観光スポットへのアクセスにも役立ちます。

バスを利用する

福井鉄道の路線バス

福井鉄道グループの路線バスが越前市・鯖江市の各地を結んでおり、市街地から郊外の観光地へのアクセスに有効です。
主要停留所:武生駅、鯖江駅、越前町方面、織田文化歴史館、日野川河川敷など。

コミュニティバス(市内循環バス)

越前市・鯖江市ともにコミュニティバス(市バス)を運行しており、地域住民や観光客の足として親しまれています。
料金は1乗車100円〜200円程度で、観光しながらのんびり巡りたい方におすすめです。

タクシー・レンタカーを利用する

タクシー

駅前(武生駅・鯖江駅)にはタクシー乗り場があり、観光地への直行にも便利です。
短距離なら1,000〜2,000円程度の利用が可能で、時間を節約したい場合に最適です。

レンタカー

武生駅・鯖江駅周辺には複数のレンタカー会社が営業しています。
公共交通機関ではアクセスしにくい場所(例:越前海岸、越前陶芸村など)を訪れる際に便利です。
ETC付き・ナビ付き車両も多く、快適に移動できます。

自転車の活用

レンタサイクル

越前市や鯖江市では駅周辺などでレンタサイクルの貸し出しサービスがあります。
市街地の観光には便利で、寺社巡りや地場産業の工房訪問などにも最適です。

おすすめの利用シーン

・鯖江市内の眼鏡工房巡り
・越前市内の「紙の文化博物館」や「武生中央公園」などの近距離移動
・春や秋の気候が穏やかな季節の散策に最適です。

徒歩での観光

市街地のコンパクトさを活かす

武生駅や鯖江駅を中心とした市街地は比較的コンパクトで、徒歩でも観光が可能です。
鯖江市では「西山公園」や「さばえめがね館」などが徒歩圏内にあり、のんびりと歩いて回る旅もおすすめです。

越前・鯖江の観光コース

1日目:伝統文化と自然にふれる越前市コース

午前:越前和紙のふるさとを訪ねる

● 越前和紙の里(うるしの里会館・紙の文化博物館)

日本最古の手漉き和紙の産地・越前和紙の文化にふれる体験型観光施設です。
紙すき体験や資料館見学を通して、伝統工芸の技術に触れられます。

● 大瀧神社・岡太神社

越前和紙の神様「川上御前」を祀る神社で、美しい社殿と荘厳な雰囲気が魅力です。
和紙と深い関わりのある神社として訪れる人も多いスポットです。

昼食:武生(たけふ)駅周辺でご当地グルメ

越前そばやボルガライスが味わえる名店が多数あります。
特に「越前そばの里」では、そば打ち体験も人気です。

午後:歴史と自然を感じる散策

● 武生公園・たけふ菊人形の会場(秋)

季節に応じて花の名所やイベント会場としてにぎわう公園です。
秋には「たけふ菊人形」が開催され、多彩な菊の展示が魅力です。

● 紫式部公園

平安時代の女流作家・紫式部にちなむ美しい庭園で、文学と歴史の香りが漂います

夜:越前市内宿泊(温泉や旅館)

越前市内のビジネスホテルや旅館に宿泊し、地元料理や温泉で旅の疲れを癒しましょう。


2日目:眼鏡の街・鯖江を楽しむ文化体験コース

午前:めがねのまち鯖江を探訪

● めがねミュージアム

世界に誇る鯖江の眼鏡産業を体感できる施設
眼鏡づくりの歴史や工程の紹介、実際の工場見学や眼鏡の購入も可能です。

● 西山公園と動物園

地元の人々に親しまれる公園で、レッサーパンダで有名なミニ動物園も併設
桜やつつじの季節には多くの観光客が訪れます。

昼食:鯖江駅周辺で地元グルメ

サバエドッグやソースカツ丼、地元の食堂で味わう家庭料理もおすすめです。

午後:工芸と文化体験

● 河和田(かわだ)地区の伝統工芸探訪

鯖江市河和田地区では、越前漆器の工房やギャラリーが点在しています。
職人による漆塗りや蒔絵など、日本の工芸美を間近に感じられる体験ができます。

● ミュージアムやギャラリー巡り

時間に余裕があれば、漆器会館や現代アートの展示館なども訪れて、より深い文化理解を。

帰路へ

鯖江駅または武生駅から、JRや福井鉄道で福井駅や敦賀駅へ戻り、旅を締めくくりましょう。

福井県